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2010年 08月 08日
「カンボジア」が少し近くなりましたか?
ACCは、これまでもいろいろな学校等で「活動地域に関するレクチャー+ワークショップ」の出張授業を行ってきました。7月13日に大田区立大森第六中学校の一年生を対象にした「風の船」は、6時限目(生徒たちの疲れがピークに達している時間)の50分という短い時間の中で、カンボジアについて何を伝えるか、またカンボジアの子どもたちとの「心の交流」につながるワークショップの内容をどのようなものにするか・・・検討しながら入念に準備を重ねました。 前半の20分は一年生121名全員が一つの教室に集まり、パワーポイントを使いながら、カンボジアの現状やACCの活動について簡単な説明をしました。限られた時間の中ではすべてを説明することはできないので、A4用紙に「貧困」「ポル・ポト」「地雷」といったカンボジアに関するキーワードなどをまとめた資料を用意して、生徒一人ひとりに配布しました。 各教室に分かれてのワークショップは、ACCの「児童図書支援」にからめて、「カンボジアの子どもたちに贈る栞を作る」という内容です。カンボジアという国の名前は知っていても、その国がどのような国であるのか、またそこに生きる子どもたちがどのような問題に直面しているのか、短い話を聞いただけでは、なかなか実感をもって理解できないかもしれませんが、栞に託した「カンボジアの子どもたちへの思い」を通じて、カンボジアという国が少しでも身近になってくれたのではないかと思います。 このワークショップ体験が、大森六中の生徒たちの「カンボジアとの触れ合い」の第一歩となり、この国について「もっと知りたい」という思いを深めてもらえたら、生徒自身の「風の船」は、確実に彼らの心の中で動き出したと言えるでしょう。 ワークショップで作られた生徒一人ひとりの思いの込められた栞は、来年3月にカンボジアに届けられます。
by hopeacc
| 2010-08-08 10:16
| ACCニュース
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