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2011年 03月 20日
2月28日 カンボジア王国バンテアイミンチェイ州にあるコークソムラング小学校をACCのメンバー2名が訪れ、日本の「ともだち」からのプレゼントを同校及びスヌールコン小学校(バッタンバン州 昨年10月に教科書支援を実施)の児童に手渡して参りました。手作りの袋に詰められた鉛筆などの文房具、ぬいぐるみ、ミニカーなど、袋から取り出す度に、子どもたちの顔がほころびます。友情の絵手紙などと共に、子どもたちの宝物となることと思います。
大きな模造紙に思い思いの絵を描いたワークショップ、日本の舞扇を手に楽しく踊った「お扇子で遊ぼう」、この辺境の地にある小学校の子どもたちにとっては、すべてが初めての体験となりました。そしてその体験が、子どもたちのこれからの学びの中に、何らかの刺激を与えるものとなったことでしょう。 また「ひろしま・祈りの石国際教育交流財団」の助成により実現した400冊の教科書支援も、大きな意義があります。この国では政府の財政難により、数年来この学校に新しい教科書が配布されることがなかったのです。夢中になって教科書を読み続けている少女の姿から、「学び」に対する真っ直ぐな心が伝わり、教育環境整備という「ともだち未来便」が目指すものを、さらに推し進めていく必要性を感じました。教科書すら不十分という劣悪な教育環境の中で、自分自身とカンボジアの未来のために学び続けている子どもたちにとって、「ともだち未来便」は希望の光となっているのです。 遠路はるばる「自分の学校にも支援をお願いしたい」とACCに直訴するため、コークソムラング村までやってきた校長先生。このささやかな活動の噂が、辺境の地で教科書不足、文房具不足に悩む村々に広まっているのです。この校長先生の思いにACCはどう応えることができるのでしょうか。 多くの皆さまのご協力により、「ともだち未来便2010」をカンボジアに無事に届けることができました。本当に有難うございました。そして「ともだち未来便2011」の訪れを待ち望んでいる多くの子どもたちの声に応えるためにも、皆さまよりの物心両面にわたるご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
by hopeacc
| 2011-03-20 21:19
| ACCニュース
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