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2012年 06月 13日
東日本大震災は数多くの困難を私たち日本人にもたらしました。とりわけ、福島第一原発の事故による放射線被害は、福島で暮らす子どもたちにも多大な影響を与えています。放射線の被害を受けやすいと言われている子どもたちは、外遊びが制限されるなどの閉塞的な生活を余儀なくされています。
そうした緊迫した状況の中で暮らす子どもたちが、たとえ短期間であっても心身ともにのびのびと遊べる機会を提供したいという思いから、ACCは8月7日~11日に小淵沢駅近郊の長野県諏訪郡富士見町にある川崎市八ヶ岳少年自然の家でサマーキャンプ「miraiキャンプ」を実施することに致しました。 また、miraiキャンプは福島県に暮らす子どもたちだけでなく、千葉県に暮らす子どもたちも対象としています。共催団体であるmiraiキャンプ実行委員会が主に千葉大学大学院の教育学部の院生・学生で構成されており、普段関わることが少ない異なる地域の同年代の子どもたちとの交流を千葉の子どもたちにも経験して欲しいという思いから千葉の子どもたちもmiraiキャンプの対象となりました。また、千葉の子どもたちの参加は、「福島の子どもたち」をステレオ・タイプの支援対象として閉じ込めることから解放し、「同じ日本に住む福島と千葉の子どもたち」として共にキャンプを作り上げていけることが期待されるのではないかと考えます。そしてさらに、ボランティアとして参加する学生や社会人も支援する側・される側という枠組みを超えて、これからの日本の未来を築き上げていく仲間としてmiraiキャンプにかかわっていきます。八ヶ岳の豊かな自然と新鮮な空気の中で異なる地域・異なる年齢の新しい仲間たちがお互いの多様性を認め合いながら様々なリクリエーションやワークショップ、共同生活や語り合いを経験できるでしょう。 安心できる環境の中で心の底から楽しく愉快な思い出を持てること、それらは子どもの心の健やかな成長にとても大切なことです。共に遊び、共に喜び、共に考え、共に生きる道を探す。ACCはその思いを大切にしながら、miraiキャンプを実施していきたいと思っています。 皆さまのご支援・ご協力をお願い申し上げます。 ご協力方法はこちらをご参照ください。 http://www.acc-japan.jp/join/donation.html ※写真は昨年夏にACCが協力団体として実施した「高原夏のアトリエ」で撮影したものです。詳細はこちらをご参照下さい。 http://younghopes.exblog.jp/13752031/
by hopeacc
| 2012-06-13 23:56
| ACCニュース
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