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2012年 07月 18日
梅雨明けした日本では猛暑が続いています。39℃超という体温よりも高い気温は、湿度の高い日本では耐え難いものであると思います。数年前、カンボジアを訪問した折に体験した42℃という気温は、それまで体験したことのない暑さではありましたが、湿度が高くないせいでしょうか、この日本の猛暑と比較して、不快感は薄いものであったと記憶しています。
九州地方を襲った大雨では、多くの尊い生命が奪われ、たくさんの被害をもたらしました。被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。ここ数年、豪雨による災害が地球規模で増加しているように思います。 数年前、乾季で雨が降らない筈のカンボジアで、すさまじい豪雨を体験しました。ちょうどバッタンバンのホテルに着いて間もなくのことでしたので、ホテルの窓から凄まじい勢いで降り注ぐ雨を見ていましたが、みるみるうちに道路が冠水して、街中が川になってしまったかのようでした。幸いにも、この雨は1時間ほどで止みましたが、雨季のカンボジアはどのようになってしまうのか・・・と考えてしまいました。 激しい雨で水没した道路を水しぶきをあげて走る車(2007年3月 バッタンバン市内) カンボジアは今雨季の真最中です。そして雨季が明ける直前に、大きな被害をもたらす豪雨が襲うことは、この国では稀ではありません。昨年カンボジアを襲った洪水は、日本ではタイの洪水の報道の陰で殆ど報道されませんでしたが、かなり深刻なものでした。特に収穫前の田畑の被害は400,000ha(カンボジア政府発表)と甚大なものとなりました。ACCの「おにぎり募金」によるお米の支援は、洪水による食糧不足で米の入手が困難な方々への、ささやかな贈り物となりましたが、米支援を望む声が各所から現地の協力団体であるCOF (Charitable Organization of Father Goto Fumio)に寄せられたと聞きました。 2012年5月に実施した「おにぎり募金」による米支援(パイリン特別区) 先日COF代表のメアス・ブンラー氏と電話で話す機会があったのですが、今年も雨季の雨がかなり多く、奥地に行くための道路がひどい状態になっているとのこと。今年の春バッタンバン州奥地の学校を訪問した際に通ったあのガタガタ道のことを思い出し、その道を通って自転車で通学する中高生たちはさぞ・・・と思っています。本年度、『ひろしま・祈りの石国際教育交流財団』のご協力で実現することになった、奥地の学校へのロッカー(図書や大切な書類を収納する)支援は、雨がもう少し収まってから実施されることになりそうです。 カンボジアの雨季が明けるのは10月の終わり。今年は洪水の被害がないように、お米の収穫ができるように、子どもたちが感染症に罹患しないように、心から祈りたいと思います。 「ともだち未来便」で日本の子どもたちからの友情を受け取ったカンボジアの小学生
by hopeacc
| 2012-07-18 14:28
| ACCニュース
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