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2012年 09月 09日
ACCは8月7日から11日にかけ、長野県諏訪郡富士見町にある川崎市八ヶ岳少年自然の家を会場として、千葉大学教育学部の院生及び学部生を中心とするmiraiキャンプ実行委員会との共催で「miraiキャンプ2012」を開催しました。4泊5日のキャンプに参加した福島県と千葉県に住む小学4年生~6年生、合計24名の子どもたちは、日々盛りだくさんのプログラムを、生き生きとした笑顔を見せながら体験していきました。
8日、昨年夏の「高原夏のアトリエ」でも大活躍した「やまんB・art」のメンバーを中心としたアーティストの皆さんが企画した「アートたんけんたい」では、紙を使った仮面作り、ガラスの破片を組み合わせてのブローチやペンダントヘッド作りを体験、また自分達の手で組み立てた竹のレールにそうめんを流し、美味しいひとときを楽しみました。 9日、野外炊飯では子どもたち自身がパンを焼き、学生たち手作りのカレーライスを味わいました。キャンプファイヤーでは闇夜に燃え上がる炎を囲み、自分たちがつくった仮面をかぶって歌い踊り、子どもたちが考えた劇を発表し合いました。 10日の「居酒屋ワークショップ」では焼き鳥を焼く作業に挑戦、架空のお金を使って注文した飲み物(もちろんノンアルコール!)を飲んだり、おつまみを食べたりしながら仲間と語り合う歓びを体験しました。 こうした楽しい時間を過ごす合間には、子どもたち同士で千葉と福島の地域紹介をしたり、ACCの活動地域であるセルビアから来た留学生の話を聞き、感じたことを体や絵で表現するワークショップをするなど、様々な地域・様々な年代の人が集まったことによる学びの機会も多くありました。 そして、このキャンプのメインイベント「miraiサミット」では、自分たちの住む地域について考え、福島の抱える問題をどうやったら解決できるか、自分たちに何ができるのかを、真剣な表情で子どもたちが話し合いました。重い沈黙の後、子どもたちは「福島のmiraiは私たちにかかっている」という結論を出しました。福島の未来を担う「私たち」は、けっして福島在住の子どもたちだけではなく、キャンプに参加した千葉の子どもたち、ボランティアとして関わった大人たちでもあることを、この先も忘れないで欲しいと思います。 お陰様で「miraiキャンプ2012」は、子どもたちの晴れやかな表情のうち、無事全ての日程を終えることができました。物心両面にわたってご支援・ご協力頂きました皆様に、心から御礼申し上げます。 <miraiキャンプ2012公式ホームページ> http://www.geocities.jp/miraicamp2012/index.html
by hopeacc
| 2012-09-09 01:03
| ACCニュース
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