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2016年 03月 03日
2月29日、昨秋完成した「ACCともだちスクール」の開校式が、日本から赴いた4名のACCスタッフも参列して、カンボジア王国バッタンバン州オードンボンピィ小学校で挙行されました。
同校の児童・教職員だけでなく、村民の殆ども参加した式典には、ヒー・ロー・フール バッタンバン州知事も参列、5人の僧侶による厳かなお経と生花の散華で、この村をあげてのお祝いが始まりました。 あの過酷なポル・ポト時代を体験してきた州知事は、その祝辞の中でカンボジアの過去の歴史に言及し、「今このように平和な時代になって勉強ができることの幸せ、日本の人々の援助で、新しい校舎で学べることへの感謝の気持ちを忘れずに、大いに勉学に励んでください」と子どもたちに語りかけました。その話に耳を傾けていた村の長老たちの中には、涙を拭う姿が見られ、あの悪夢のポル・ポト時代のことは、今尚生き残った人々の胸の内に深く刻まれているように感じられました。 新校舎で学ぶ子どもたちが、平和の中で自分たちの夢に向かって歩み続け、この国の新時代をになってくれることを、心より願います。
by hopeacc
| 2016-03-03 12:40
| ACCニュース
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