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2016年 09月 14日
先程このブログでご紹介したJICA草の根技術協力事業「セルビア共和国スメデレボ市実施対象校の教員に対する難民児童への『心のケア』支援事業では、現地スタッフを2名雇用しています。
イェレナ・ミトロヴィッチ(Jelena Mitrovic)とゴラン・ガリッチ(Goran Galic)は共に、セルビア共和国の現地提携団体Zdravo da steの若者グループのメンバーで、前JICA草の根事業でもボランティアとして積極的に参加していました。二人から、正式なスタッフとしてこの事業に取り組むことへの思いが寄せられました。 イェレナ・ミトロビッチ(アシスタント・プロジェクトマネージャー) 「このプロジェクトは、新しい教育モデルを提供し、教員がそれを実践による深い理解と共に習得することで、長く続く効果を残すことが出来ると確信しています。難民をはじめとする社会的弱者層に属する子どもたちにとり、プロジェクトの終了後にも大きな可能性が開けるものと思います。私はこの事業の申請準備から関わってきましたが、今まさにその努力が報われたように思います。十代からZdravo da steに関わり、また大学院で社会学を学んだ者として、個人的にも、このプロジェクトに自分が培ってきたものを注ぎこみ、取り組んで行きたいという思いでいっぱいです。JICAをはじめ、このプロジェクトの実現を支援してくださった皆さまに、心から感謝致します。」 ゴラン・ガリッチ(現地調整員・心理社会的支援担当) 「この事業が実施されることになり、とても嬉しく、感謝致します。私は3年間、前草の根事業で難民センターの子どもたちのために活動しましたが、その間生き生きと変化していく子どもたちを見ながらも、この子どもたちが学校では適切なケアを受けられていないことや同級生との間にある希薄な絆にいつも心配な気持ちでいました。今回の草の根事業では教員や地元民の同級生たちも一緒に取り組むことで、この懸念に対する答えに辿りつく機会を与えてもらいました。今回の草の根事業の一環として、8月にセンターの子どもたちにワークショップを開催したところ、もう大きくなった前事業の受益者児童もやってきて、またこの活動が新しい形で始まることをとても喜んでいました。頑張っていきたいと心から思っています。」
by hopeacc
| 2016-09-14 19:36
| ACCニュース
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