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2009年 05月 16日
5月9日の土曜日、ACCメンバー3人が養護施設あけの星学園へ行ってきました。今回は、ACCの「おばあさんの手」プログラムの一環として、園生の皆さんに「報告会」という形でお邪魔させて頂きました。
セルビア在住の難民女性たちと園生の皆さんの交流は、今年のバレンタインの日に、難民のおばあさんたちから園生へ手編みの手袋がプレゼントされる、という形で始まりました。その時、園生の皆さんにはおばあさんたちへお返しとして、手書きのカードに園生が手袋を手にしたポロライド写真を添えたものを作ってもらいました。それらをおばあさんたちに届けたのが今年3月のセルビアスタディツアーです。 園生の皆さんのカードを受け取ったおばあさんたちは、それはそれは大感激だったそうで、海を越えて届いた日本の子どもたちのメッセージ、写真に興味津々だったとのこと。そしてまた、おばあさんたちから園生へ、クッションのプレゼントとカードを預かってメンバーは帰国したのでした。 そのセルビアでの様子の「報告会」として訪れた今回。おばあさんたちの喜びようを写真と共に伝える松永の話を、園生の皆さんは熱心に聞いてくれました。セルビアの習慣で、プレゼントを白い大きなシーツのような布に包んで頭に乗せていた、という話や、おばあさんたちが喜んでお酒をグイグイ飲んでいた、というエピソードに時折笑い声も。おばあさんたちの温かい人柄や陽気な様子が伝わったのではないでしょうか。 報告の後には、クッションとおばあさんたちからのカードを一人一人に手渡しました。色々とりどりのクッションに「わぁーすごい」「かわいい!」と女の子たち。少し照れくさそうな男の子たち。カードにはセルビア語でメッセージがあり、それを訳した日本語も添えたので、順番に読み上げてもらいました。「私はあなたが大好きです」、「あなたに幸せを運びます」といった表現に、日本人とは違う言葉の選び方を感じます。おばあさんたちの愛情がたっぷりこもった贈り物とメッセージに、園生の皆さんも笑顔で応えてくれました。 数日後、あけのほし学園を訪れた時に、一人の女の子が「あのクッションを抱いて寝たら安眠できた!」と言ってくれました。何とも嬉しい報告です。今後ともおばあさんたちと園生の皆さんの交流が続くよう、ACCがお手伝いできたら嬉しいです。
by hopeacc
| 2009-05-16 01:09
| ACCニュース
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