|
2012年 03月 22日
今年もスタディ・ツアーの季節がめぐってきました。例年のように、現地の提携団体「Zdravo da ste」の全面的協力を得て行われるACCスタディ・ツアーは今回で10回目になりますが、今年は2月28日に成田を出発し、3月5日にベオグラードでその全日程を終了しました。大学生を中心とした6名の参加者のうち、5名が初めての参加、また4名が初めてのセルビア共和国訪問でした。
ツアーのプログラムでは、ACCの心理社会支援の主柱である心理ワークショップの研修に加え、実際のワークショップを幾つかの異なる場所と形態で体験してもらいました。「おばあさんの手」実施地域であるセルビア中部の町、ヴルニャチカ・バニャを訪れた際は、コソボ難民女性達との交流と地元の子どもたちとのワークショップを行いました。「おばあさんの手」には、女子美術大学のサークル「糸が結ぶセルビアと日本」が様々な協力をして下さっていますが、今回のツアーに参加した女子美の神山陽子さんと三村有見さんが、「自分たちの活動が本当に喜ばれていることが実感としてわかった」と、感動をこめて話してくれたのも嬉しい事でした。 セルビア共和国は東日本大震災に直面した日本に大変こころを寄せてくれて、セルビア赤十字からは、欧州で一位、世界で五位という高額の支援金がおくられました。こうした事情を反映するように、今回のスタディ・ツアーではベオグラード大学の学生や研究者を対象に、震災の被害や復興状況、また人々の様子などについてのプレゼンテーションを要請され、ACCの松永と共に、参加者の慶應義塾大学法学部二年生の斉藤貴彦くんが、ボーイスカウトの一員として行った現地での支援活動について発表しました。 ![]() 2月から、ACCはJICA草の根協力事業の委託を受けて、セルビアのオーラ難民センターでの心理社会支援を実施することになりましたが、4日の日曜日には、同センターを訪れてコソボ難民の子どもたちとのワークショップを実施しました。これにはツアー参加者ばかりでなく、JICAバルカン事務所の方たちも参加して下さいました。大勢の日本人の訪問に、子どもたちは歓声をあげて歓迎してくれました。嬉しさのあまり、少し興奮状態の子どもたちは、いつものようにはワークショップに集中できず、ファシリテーターをつとめたZdravo da steのゴルダナさんは、「今日は収拾がつかないわ、どうしましょう」と言いましたが、たとえワークショップが少し混乱しても、子どもたちにとって嬉しいことなら、それでよかったのではないでしょうか。 また、参加者たちはJICAバルカン事務所もお訪ねし、JICAがバルカン地域で展開するODA支援についてのお話を聞く機会にも恵まれました。プログラムでは、セルビアに半世紀近く住まわれている山崎洋氏にコソボの話をうかがう機会も持ちましたが、JICAバルカン事務所でのブリーフィング、山崎洋さんからうかがうお話は、それぞれこの複雑な地域を考える上での様々な視点を示唆して下さったと思います。 NGO活動の意味には色々な側面がありますが、どれも本質的には平和へと向かうムーヴメントのひとつであり、具体的な目標の設定や、活動形態にそれぞれのNGOの個性が表れるのではないかと思います。心理社会支援を活動の主柱のひとつとするACCでは、活動地域の人々と日本の若い世代が直接出会い、交流する体験学習の積み重ねによって、未来を築く次世代の人々に、この世界が今直面している課題を「人間」や「人間同士の関わり」という観点からも考えてほしいという願いをこめて、スタディ・ツアーを実施しています。ツアーを通して、ベオグラード大学日本学科の学生たち3人が通訳として付き添ってくれたのですが、両国の学生たちは一週間という短い時間の中でも、体験を共有し、交流を深めていってくれました。こうしたプロセスもまた、それに向かうひとつの表れだったと思います。 スタディ・ツアーにご協力頂いた代表のヴェスナ・オグニェノヴィッチさん、山崎佳代子さんをはじめとするZdravo da steの皆さま、JICAバルカン事務所の皆さま、ベオグラード大学日本学科の学生さん達に心から感謝致します。ACCではスタディ・ツアーを支援活動の一環としても位置付けていますが、それに新しい風を吹かせてくれた参加者の皆さまにもお礼を申し上げたいと思います。そして最後に、私たちを、心からあたたかく迎えてくれたコソボ難民のおばあさんたちと子どもたちに「ありがとう」と、深い感謝の気持ちを送ります。 ![]() ▲
by hopeacc
| 2012-03-22 23:08
| ACCニュース
2012年 03月 08日
カンボジアの再訪は次の出会いへとつながりました。
2月11日、都内の児童養護施設・あけの星学園を訪れ、私が出会ったオー村の子どもたちについてお話する機会をいただきました。あけの星学園ではここ数年、毎年この時期にワークショップをさせていただいていますが、カンボジアをテーマに行うのは今回が初めてでした。日本語を勉強しているオー村の子どもたちが読めるように、ひらがなでメッセージを書いてもらうワークショップを行いました。 「カンボジアってどんなとこ?」という導入から入り、アンコールワットなどよく知られたカンボジアと、ポル・ポト時代の虐殺の歴史や貧困などといった負の側面とを簡単に説明しました。そして、そんな中で暮らす子どもたちを私自身かつては「かわいそう」と思っていたけど、実際出会ったオー村の子どもたちの元気いっぱいで楽しそうに日本語を学んでいた様子を目にして、憐みだけの感情を抱いていた自分が浅はかに思えた、というような話をしました。写真や動画でオー村の子どもたちの様子を知ってもらったら、さっそくワークショップスタート。色画用紙に自分の手のひらをかたどってもらい、その中に自己紹介も兼ねたメッセージや絵を書いてもらいました。 あけの星学園の園生は思っていた以上に話に興味を持ってくれて、地雷や内戦についての質問もたくさん出ました。15歳の女の子は、カンボジアへの手紙の中で「ファッション関係の仕事で有名になる」との将来の夢を決意表明していました。17歳の男の子は、こちらで用意した色画用紙では足りなかったようで、後で自ら原稿用紙を持ってきて、1枚半の手紙(カンボジアの子が読めるように全部ひらがな)を書いてくれました。私はあけの星の子どもたちとは定期的にかかわりを持っていますが、今回のワークショップでは普段とは違う一面が見られたように思い、彼らの可能性を感じました。 今回園生に一番伝えたかったのは、自分の置かれた環境がどうであれ、明るく元気に毎日を過ごしているオー村の子どもたちの存在でした。オー村はじめカンボジアの人たちは「幸せは自分たちの手でつくる」という価値観のもとに過ごしているんだな、と感じました。園生も悩みや不安を抱える年代だと思いますが、オー村の子どもたちのように、のびのびと目の前の壁を乗り越えてもらいたいなと思っています。 ワークショップ終了後、先週ふたたびあけの星学園を訪れると、ある女の子が「教科書にカンボジアのこと載ってたよ」と報告してくれました。彼女が新しい世界に目を向けてくれたと知りうれしく思った瞬間でした。 (中島麻美子) ▲
by hopeacc
| 2012-03-08 23:49
| ACCニュース
2012年 03月 08日
ご報告が遅れましたが、昨年12月にカンボジア・シェムリアップに行ってきました!昨年夏に続き、二度目の訪問です。
5か月ぶりに訪れたのは、前回の滞在時間が短く、もう一度じっくりカンボジアを味わいたかったという動機からですが、訪問のミッションはほかにもありました。それは、夏に出会ったシェムリアップ州オー村の子どもたちと再会し、彼らが通うオー村小学校の図書の購入代に充ててもらうため、ACCからの図書寄金500ドルを届けることでした。 図書寄金での本選びにあたっては、中高時代の恩師、漆原隆一先生が毎週開いている日本語教室(「日本語ひろば」)の卒業生で、現在日本語学校や大学で勉強している3人(19歳~20歳)に協力いただきました。 そして12月27日(火)にオー村小学校内で開かれた漆原先生の「日本語ひろば」の時間に、本の贈呈式が行われました。贈呈式にはオー村小学校の校長先生や図書室担当の先生などのほか、オー村村長さんもいらっしゃいました。先生や子どもたちからは、「サンダル(※昨年夏にACCから届けたサンダル寄金)や本など、いろいろな形でサポートしていただき、ありがとうございます」とお礼の言葉をいただきました。 ![]() ![]() (後日届いた子どもたちの様子) 「日本語ひろば」だけでなく、以前ACCが届けたピアニカを使っての「音楽ひろば」も見学しました。みんな学ぶことを心から楽しんでいる様子が伝わります。 ![]() また、東京の大森第六中学校の生徒さんから提供いただいたブラウスと文具のセットについても、一部を先生にお渡しし、後日、すべてのセットを先生にお送りしました。生徒さんからはカンボジアの子どもたちに手紙を添えてくれました。ご協力いただいた皆様には、この場を借りてお礼申し上げます。 カンボジアのオー村の子どもたちに限らず、街中で出会ったカンボジアの人たちはとても明るく、出会った人みな笑顔を返してくれたり、人懐っこく話しかけたりしてくれました。日本に比べると物質的に豊かな生活をしているとは思えない人でも、なんだかすごく楽しそうで、その明るさが不思議に思うくらいでした。自分が悩んでいることがちっぽけに思えるくらいの明るさに、こちらも元気をもらったような気がします。 今回の訪問で、日本の支援者の皆様のご厚意がオー村の子どもたちの笑顔につながったことを知ることができたと同時に、オー村の子どもたちとACC、あるいは日本の支援者の皆さまとのつながりが確実に築けていることを実感しました。 そして2か月後、東京の子どもたちがカンボジア・オー村の子どもたちの存在を知ることになります・・・ 中島麻美子 ブログタイトル:「児童養護施設・明けの星学園でワークショップを行いました」に続く ▲
by hopeacc
| 2012-03-08 23:47
| ACCニュース
2012年 02月 29日
2012年2月より、ACCが以前より「虹の学校」を通じて関わってきたセルビア共和国スメデレボ市郊外のオーラ難民センター、首都ベオグラード市のカルジェリッツァ難民センターで暮らす子どもたちのための新たな心理社会支援プロジェクトがスタートしました。この事業は、JICA(国際協力機構)の「草の根技術協力事業」の業務委託を受けて実施されるもので、今後3年間に亘って活動が続けられます。
セルビア共和国初の「草の根技術協力事業」として、その責任を重く受け止めつつ、現地の子どもたちの心の成長とACCの活動の進化を目指し、担当者のみならず事務局一同一丸となって取り組んで参ります。 <プロジェクトの背景> ユーゴ紛争終結から約17年、コソボ紛争から13年を経たセルビア共和国では、国内の長期に及ぶ経済的停滞が、社会全般の貧困問題を一層深刻なものにしています。2011年春にACCが行った聴き取り調査では、国民の平均月収が首都圏で約300ユーロ(約31,000円)、地方都市では約200ユーロ(約20,500円)という実状に加えて、失業率は16.9%という高率を示しており、貧困層には極めて厳しい生活環境となっていることが判りました。また収入額に関わらず給与の約40%が税金と社会保険料として差し引かれるため(例 支給額面33,000円の月収が、手取り額は約18,000円になると、現地の友人の一人が嘆いていました)、物価上昇の中で生活していくことは容易なことではありません。 このような厳しい社会環境の中に身を置き、最も困難な生活状況に直面している集団のひとつが、難民・国内避難民(以下IDP)です。紛争中や紛争後間もない頃は、数多くの国際機関やNGOが様々な支援を展開しましたが、それから長い時が流れ、継続して支援を提供している団体は非常に少なくなっています。そして、その長い時を経た今も尚、難民センターから出ることが出来ずにそこで暮らす人々は、最も支援を必要としている人々と言えるのではないでしょうか。 セルビア内の難民センターの多くは町外れにあります。その地理的要因と貧困により、子どもたちの生活空間はセンターと通学している学校の中だけとなっていて、その社会活動は極めて制限されたものとなっています。更に復興の遅れからもたらされる社会的停滞は、地元民の精神的疲弊度にも大きな影響を与えており、難民集団をあたたかく迎え入れる余裕がないことも多い状況です。 このような状況の中で育ってきた子どもたちに見られる一般的な傾向としては、心理面では社会活動からの引きこもり、未来への展望を描くことに必要な内的資源の枯渇、人間関係への不信などがあげられます。行動面では、自己管理能力が欠如しやすく、調和的な人間関係の構築を妨げるような乱暴な振る舞い、根気のなさなどが指摘されています。そして、抑圧感に苦しみ、心理的・社会的サポートを必要とするニーズは、難民・IDPに限らず、この国の社会全般に広く存在していることを忘れてはなりません。 <プロジェクトの内容と目標> ヨーロッパで最大の難民センターといわれるオーラ難民センターには、現在も104家族、279名の難民・IDPが暮らしています。また、カルジェリッツァ難民センターには31家族、131名が生活しています。 このプロジェクトでは、ACCと長年協力関係にあるセルビア共和国のNGO「Zdravo da ste」をカウンターパートナーとして、前掲のオーラ難民センター、カルジェリッツァ難民センターを定期的に訪れ、心理ワークショップを主体とする心理社会的支援を実施していきます。子どもたちが地元のコミュニティの中により一層溶け込めるよう、通学先の小学校に在籍している地元の子どもたち等にも参加を呼び掛け、包括的なアプローチを展開していきます。オーラ難民センターでは2012年2月より月2回定期的にワークショップが開催されています。 実態や成果が数字として示される物資支援と異なり、心理社会支援ではそれがなかなか明確には表わされないため、長期的な活動資金を確保することが難しいという現実があります。今回「JICA 草の根技術協力事業」に採択され、3年間に亘り活動を継続していく中で、その活動の記録と成果の評価を確実に積み重ね、心理社会支援の必要性への認知度を向上することにも寄与していくことを目指したいと思っています。 さらにこのプロジェクトには、若い世代の人材育成という、もう一つの大きな目的があります。ACCやZdravo da steが培ってきた支援方法が、若い世代に引き継がれ、支援の継続性が確保されるよう、Zdravo da steのYouth Groupが活動の主体を担っていくことが期待されています。現時点で3名の若者がこの活動に参加し、新たな挑戦を始めています。 貧困や他の社会的停滞の中で、未来に希望を描けない子どもたちが、社会の一員として誇りをもった生活が営めるように、そして豊かな精神性と文化を内在できるように、更には将来社会の構築に積極的に参画できるように、健全な心の成長をサポートしていくためには、様々な機会の提供と訓練が必須です。 ACCは、上記の厳しい社会的条件の下で成長し、その社会の明日を担う子どもたちが、この草の根プロジェクトのグループワークで行う心理ワークショップへの参加を通して、想像性、社会性が開発され、精神力、適応力、構築力が強化されること、また将来にわたってセルビア国内での支援活動が継続し得るよう、Zdravo da ste Youth Groupがワークショップ、組織運営の経験を積み重ねることが出来るよう、今後3年間このプロジェクトに取り組んで参ります。 プロジェクトの進捗状況につきましては、今後もACCのホームページ上で「JICA草の根通信」としてお伝えしていきます。このプロジェクトに対するご理解とご協力をよろしくお願いいたします。 ![]() ![]() ![]() ▲
by hopeacc
| 2012-02-29 13:00
| ACCニュース
2012年 01月 19日
2011年12月24日~28日に長野県諏訪郡富士見町で開催されたmiraiキャンプ(主催:miraiキャンプ実行委員会)にACCは協力団体として参加しました。
miraiキャンプは千葉大学教育学部大学院生のボランティアの方々を中心として企画・運営された、「福島と千葉のmiraiを担う子ども達が新しい人間関係や様々なワークショップ・レクリエーションを経験する過程で、自分・地域・出会った仲間達とのこれからの生き方についての意識を高めていく」ためのキャンプでした。対象は福島県と千葉県に住む小学3年生~6年生の児童で、参加人数は福島から8名、千葉から12名の合計20名でした。ACCスタッフ2名は12月25日~26日までmiraiキャンプに参加し、26日に「言の葉のワークショップ~遠くはなれた人たちに私たちができること~」を実施しました。その時の様子をご報告いたします。 ワークショップ前半では、旧ユーゴスラヴィアで起きた民族紛争とACCが支援しているセルビア共和国のカルジェリッツア難民センターに住む子どもたちの様子をパワーポントのスライドを用いて、福島と千葉の子どもたちに説明しました。「なぜACCは難民の子ども達を支援しているのでしょうか?」とACCスタッフが問いかけると、すぐに福島から参加した男の子が手を上げて「子どもがこれからの社会を作っていくから」という意見を出してくれました。そして、遠く離れた国に住む難民の人々が求めているものは何か、それを踏まえた上で、日本に住む私たちができることは何かを子ども達と一緒に考え、実際に難民センターに住む人々にメッセージを送ることになりました。 ![]() ワークショップ後半では、大きな模造紙に描いた葉っぱのない木に、カルジェリッツァ難民センターの人々への思いを込めた「言の葉」を生やすため、木の葉型の色画用紙に思い思いの絵やメッセージを子ども達に描いてもらいました。ワークショップの前半で熱心に質問に答えてくれていた千葉の女の子は、真剣に考えるあまり筆が進まず、「あと3分です」というスタッフからの声かけを聞き、急いで次のメッセージを書いてくれました。 「ぼくらでおとなを元気にしよう」 また、ワークショップ前半で静かに他の子ども達の発言を聞いていた福島の女の子は、次のメッセージを書いてくれました。 「難民センターのみなさんへ わたしはmiraiキャンプでみなさんのことを知りました。日本はとても平和です。でも3月11日に大震災がありました。わたしは福島にすんでいるので、ひがいが多かったけれど、みんなでたすけ合って立ち直りました。だからみなさんも私たちと一緒にがんばりましょう!笑顔で過ごせばきっと大丈夫!!未来を信じて 応援してます」 子どもちは皆、心のこもったメッセージを言の葉に託してくれました。そして、ひとりひとりの手で完成した言の葉を模造紙に描かれた木に貼りました。ワークショップの最後は、全員で言の葉が生えた木を囲むように手を繋いで輪になり、一つの言葉を一斉に声に出して叫びました。 「届け!」 ![]() ![]() 福島と千葉の子ども達、学生ボランティアの皆さんの思いが込められた「言の葉の木」は2月にセルビア共和国のカルジェリッツァ難民センターにACCスタッフの手で届ける予定です。現地での様子は、またフィードバックとしてmiraiキャンプに参加した皆さんにお届けします。ワークショップ実施の機会を与えて下さいましたmiraiキャンプ実行委員会の皆様に心から御礼申し上げます。 miraiキャンプ公式ホームページ http://www.geocities.jp/miraicamp2011/ ![]() ▲
by hopeacc
| 2012-01-19 23:47
| ACCニュース
2012年 01月 19日
1月16日、ACCスタッフ3名と「糸が結ぶセルビアと日本」プロジェクトに参加している女子美術大学の学生2名で福島学院大学附属幼稚園を訪問し、「ともだち未来便in福島」を実施しました。
ACCでは、2003年度から教育環境の厳しいカンボジア僻地の小学生に、日本の子どもたちのプレゼントとメッセージを、協力者の方々による手作りの布袋に詰め「ともだち未来便」として届けてきました。東日本大震災とその後の原発事故を受け、「東北の子どもたちにも『ともだち未来便』を届けて欲しい」という、これまで「ともだち未来便」に協力して下さってきた方々の強い思い、また震災後にACCに届いた、コソボ難民のおばあさんや子どもたちからのお見舞いの言葉から、新しい企画「ともだち未来便in福島」が生まれました。 福島の子どもたちへの思いの込められた、「おばあさんの手」プログラムに参加しているコソボ難民のおばあさんたちが制作した手編みのマフラーは、国内の協力者手作りの巾着袋の中に、セルビア在住の難民児童のメッセージなどと共に詰められ、福島学院大学附属幼稚園の園児145名の手に届けられました。その折の様子をお伝え致します。 園児全員が遊戯室に集まり、年長組園児による歓迎の挨拶の後、先生方が事前に準備された日本地図と世界地図で、セルビア共和国と日本の位置関係が園児たちに説明されると、いよいよ「おばあさんとあみもの」というタイトルの紙芝居の上演です。ACCスタッフの作品「おばあさんとあみもの」は、今回プレゼントされるマフラーを作ったセルビア人のおばあさんが難民になってしまった経緯、そして、伝統的な編物をすることや日本の子どもたちと繋がることが、戦争で故郷を追われてしまった彼女たちの孤独や悲しみを癒すために非常に大切であるということを、できるだけ判りやすく説明しようとの意図で作られました。紙芝居の上演中園児たちは、時々発せられるACCスタッフの質問(「戦争って何かな」「おばあさんはどんな気持ちかな」など)に答えながら、真剣に目を輝かせて話を聞いてくれました。上演後「少し悲しかったけど面白かったよ」という感想を寄せる園児の言葉に、私たちの思いが伝わっていることを実感しました。 ![]() ![]() 全体会終了後各教室に移動し、園児の一人一人に「ともだち未来便」が手渡されました。ワクワクしながら中身をとりだし、マフラーやぬいぐるみの手触りを楽しんだ後で、マフラーを作ってくれた難民のおばあさんたちに子どもたちの思いを伝えるため、園児たちにプレゼントを貰った時の気持ちを描いてもらいました。年少・年中クラスの園児たちは、プレゼントを貰った嬉しさを虹やハート、笑っている顔など、色とりどりのクレヨンで表現してくれました。年長児の多くは文字と絵で感謝の気持ちを表してくれました。「マフラーふわふわできもちかった。ありがとう」「プレゼントだいじにするよ」「げんきでいてね」など、かわいらしい真っすぐな気持ちが、木の葉型の色画用紙に描かれていきました。 ![]() ![]() 園児たちとの交流プログラム終了後に、園長先生と副園長先生から大震災後の幼稚園の様子を伺う機会を持たせていただきました。お話を伺うまで、私たちが接した園児たちの印象は、ごく普通の幼稚園の元気で明るい子どもたちと何ら変わるところはありませんでした。しかし、大震災後から現在に至るまでの先生方の様々な経験談をお聞きするうちに、あの3月11日から現在に至る、子どもたち、保護者の方々、先生方の大変な体験が、私たちの心の中に強く突き刺さってきました。 2011年3月14日、急遽中止となった卒園式の代わりに、先生方が卒園児の家庭一軒一軒を訪問し、玄関先で卒園証書を渡す卒園式をしたこと。原発事故直後に、ホームセンターで安全な砂を大量購入して室内に子どもたちが安心して遊べる砂場を作ったこと。外遊び中心だった保育方針をゼロから立て直したこと。連日余震が続く中、不安と恐怖で表情を失った園児たちが、砂遊びを通じ徐々に元気を取り戻していったこと。教諭たちが休日返上で懸命に除染作業をし、その様子や放射線測定値の詳細を保護者の方々に毎日A4のレポートにまとめて報告していること。子どもたちの健康を守るため生活全般に気を遣っているお母さん方に「大変ですね。お疲れ様です」と先生がねぎらいの言葉をかけると、「そんな言葉をかけてもらったのは初めてです」と泣き出す保護者がいたこと・・・先生方が語られる様々な体験談から、テレビや新聞では知ることのできない、福島で生きる方々のご苦労が拝察されました。 東京に暮らす私たちは、そうした先生方のお話を聞きながら、ただただ涙をこらえて「本当に大変でしたね。お疲れ様です」としか言うことしかできませんでした。それをうけ「子どもたちのために、やるべきことを当たり前にやっているだけです。子どもたちの成長が何よりの励みですから」と語られた先生は、少し目頭を押さえておられました。 福島学院大学附属幼稚園の園児達が一所懸命描いてくれた「言の葉」は、2月にはマフラーを作ったセルビアのおばあさんの許に、ACCスタッフの手によって届けられ、それを受け取ったおばあさん達の様子は、年長組園児の卒園式前にフィードバックされる予定です。 この度の「ともだち未来便in福島」の実施にあたり、ご協力頂きましたすべての皆様に心から御礼申し上げます。 ▲
by hopeacc
| 2012-01-19 22:29
| ACCニュース
2011年 12月 19日
12月11日(日)、恒例の「ACCクリスマス・チャリティフェア」が開催されました。お天気にも恵まれ、雲ひとつなく晴れ渡った空のもと、新しい会場となった中目黒のNo Design Galleryには、多くの来場者を迎えることが出来ました。前回のスペースと違い、ガラス張りの窓から、会場内がすべて見えたため、道を通られた方も入りやすかったように思われます。そのため、予想を上回る来場者をお迎えすることが出来、大きな成果を収めることが出来ました。
恒例となりましたACCの活動地域であるセルビアの手芸品、日用雑貨、調理器具、アクセサリーやデザイン性の高いフェルトの帽子やコートも来場者に喜ばれ、活気ある会場となりました。 セルビアからの手編みのセーターは、クリスマスを前にプレゼントとしても最適だったようで、「ちょうど良いのが見つかった」という嬉しい声も聞かれました。 いつもながら、協力者を含め、寄付いただきました皆さまへ深く感謝申し上げます。今後ともこうしたチャリティイベントを通じて、ACCの活動への理解を深めていただけるよう努力してまいりたいと思います。 ![]() ![]() ![]() ▲
by hopeacc
| 2011-12-19 21:23
| ACCニュース
2011年 11月 27日
タイでの洪水は日本でも盛んに報道されておりますが、隣国のカンボジアにおいても洪水の被害は甚大なものがあります。以下の文書は在カンボジアの漆原隆一氏による「通信」を許可を得て、転載させていただいたものです。被災地の現状についてご理解の一助となることを切に願っております。
アンコール・ワットを訪ねると、まず驚かされるのは周囲を廻る「堀」の堂々たる威容です。この堀を渡って外壁の塔門をくぐり中心に向かって進むと参道の左右には「聖池(蓮池)」が配され、なお寺院の中心部分に入ると直ぐ正面に展開する十字回廊には4つの「沐浴の池」があります。第一回廊のレリーフには「トンレサップ湖」が頻繁に描かれ、更に最も重要で最も高い位置にある中央祠堂にも4つの「聖池」が置かれています。つまり長い歴史を通してのカンボジアの人々と“水”との関わりが、精神的にも現実的にも特別な意味を持っていたということを、アンコール・ワットそのものが表現しているように感じられます。そしてそれは同時に当時の王たちにとっては、「水を制する者、世界を制す」の表現でもあったのでしょう。ヒンドゥー教の三主神は創造の神、維持の神、破壊の神ですが、“水”はそのすべての神的な力を象徴すると考えていたかも知れません。現在、アンコール・ワットの時代から800年以上も経っていますが、今回の水害を通して、未だに“水”がカンボジアの人々にとってどれほど大きなインパクトを持っているかということを、垣間見た思いがしました。 ![]() (村の住居と冠水した道高床式の家の床まで水が上がっています) 「タイの大規模な水害の影に隠されているが、隣国カンボジアの水害はその対応能力の点から考えると更に深刻だ」と報じたアメリカのメディアがあったようですが、確かにカンボジアでの水害も「10年に一度」とも「歴史上最大の」とも言われるほどの大規模なものでした。9月の半ばから本格化した増水は約一か月半続きましたが、その間、ほぼ全国に亘って河川の氾濫が起こり、多くの道路、橋、家屋、田畑などが甚大な被害を受けました。30.000以上の家族が家屋を捨てて避難し、1,500,000人以上が被災したということです。これは全人口の10%以上に相当します。ごく最近の政府発表によれば、死者は250人以上、田畑の損壊は400.000ヘクタールに及びました。被害総額は520,000,000ドルと推定されています。世界のどの地域でも同じだと思いますが、こうした災害の際に再認識させられることは、弱く貧しい立場にいる人たちほど、最もつらい状況に晒されるということです。政府、党、カンボジア赤十字、NGOなどが村々を廻って連日支援活動を行っていますが、被災家族が受ける支援物資は一例をあげると(政府による支援のケース)、米10㎏、インスタント麺20袋、塩、魚醤、蚊取り線香、毛布、漁のための網などです。米は5日間しかもたないだろうと、村人の一人は語っています。多くの農民が家、家財道具、家畜の一切を失った上に、収穫期を目前にした水田が全滅したことで、来年1年間、家族が食べる米さえも失ってしまった状況にあります。 シエムリアプ県は全国(23県、1特別市)で最も被害の大きかった4県の内の一つでした。その中心都市シエムリアプ市は街の中心であるオールド・マーケット、パブ・ストリートや、目抜き通りであるシヴタ通りの冠水が激しく、約2週間は大型の四駆か観光バスでなければ通れない状態になりました。時々ここに突入して行く普通乗用車やバイクを見かけましたが、あちこちでエンジンストップを起こしていました。観光客もバスでホテルを出入りするのがやっとでショッピングの余裕はありませんし、多くの店が床上浸水しましたので、土産物店やレストランの人たちへの打撃も大きかったことだろうと思います。数多く存在する遺跡に関しては、冠水と交通の遮断で一時は多くの遺跡で見学不可でしたが、この点での復興は比較的短期間で済みました。ただ有名な遺跡バンテアイ・スレイでは外国人観光客が川に流され、死者が出たという残念な事件もありました。その時一緒に流された日本人は引き上げられて助かったということです。 我が家は繁華街から離れていますが、排水設備が完備されていない裏道ですので、家の周辺は一面冠水しピーク時には大人の膝くらいの深さになりました。幸い床上浸水は免れました。一昨年の洪水の際、無理をして車で外出したために、大通りで「車の床上浸水」を起こしてエンジンがストップし、近くにいたカンボジアの人たちに車を押してもらって脱出したという反省もあり、今回は車での外出を早めに諦めて“籠城”を決め込みました。しかし、食べ物の備蓄もなくなり、“水攻め”は次第に“兵糧攻め”の観を呈して来ましたので、意を決して徒歩で家を脱出して、冠水していない安いホテルに2泊しました。実はこの時、日本から一人のお客さんを迎えていたのですが、オールド・マーケット近くの宿泊ホテルにアプローチする手段がないことが最も不便を感じた点でした。いつものことですが、このような非常事態の中でも、カンボジアの人々の逞しさを印象付けられる場面が多々ありました。街の子どもたちは巨大プールと化した目抜き通りで泳いだり、手製のボートに乗ったりしてはしゃいでいます。村の子どもたちは大勢で集まって魚釣りに興じています。洪水のときは大漁が期待できるのだそうです。モトドップ(後ろに客を乗せるバイク・タクシー)やトゥクトゥク(幌付きのバイク・タクシー)の運転手さんたちは―勿論死活問題ではあるのですが―余程の深さでなければ水の中に突っ込んで行ってくれます。但し、普段より割高料金です。カンボジアに住んで6年近くになりますが、この異常事態の中で、今までで最も親切なトゥクトゥクの運転手さんに出会いました。彼は、誰もが無理だと言っているオールド・マーケット近くのホテルまで行ってくれると言うのです。半信半疑でしたが、かなりの距離を波を蹴立てて進んだ挙句、案の定マーケット地区の入り口で頓挫しました。すると彼は大型の車を持って来るからここで待っていてくれ、ここまでの料金はホテルについてからでいい、というのです。意外な提案に驚きながらも、私たちは進むも引くもできない状態でしたから、街角のできるだけ水の浅い所を選んで待つことにしました。ほぼ1時間ほど待ったでしょうか、彼は大型の四駆でやって来ました(恐らく配車の会社の運転手もしているのでしょう)。そして無事に私たちをホテルに届け、私たちのお客さんを降ろして、更に我が家まで送ってくれました。割高料金を要求しませんでしたし、自動車の料金さえ請求しませんでしたから、本当に親切でしてくれたのだと思います。それに、私たちがそのまま待っていると信用してくれたのがとても嬉しかったので、固辞する彼に無理矢理にほんの僅かの心づけを受け取ってもらいました。 ![]() (オニュチャン村周囲水浸しの雑貨屋の前で遊ぶこども) 緊急災害対策会議を終えると直ぐに、フンセン首相は一か月先に迫った今年のプノンペンでの水祭りのボート・レースを中止すると発表しました。趣旨は「全国から集まる400以上のボート・ティームへの国からの補助は総額約1,000,000ドルに及ぶ。今年はこれを災害復旧に充てなければならない」というものです。この祭りがカンボジアの人々にとって年間を通して最も楽しみにしている行事であり、あらゆる分野が複雑に絡み合っている大イベントだということを考えると、その余りに早い決定に驚きましたし、首相の“鶴のひと声”のようにも聞こえたのですが、一方で私はこの単純明快さを好ましいものとも感じました。「自粛すべきかどうか」というような抽象的議論、各官庁間・官民間の調整などに無駄な時間を費やさないこの“単純明快さ”もまた、カンボジアの人々の逞しさなのかも知れないと感じたのです。 今年の水害は確かに異常な規模のものでした。しかし河川の氾濫そのものは、カンボジアでは雨季に雷が鳴るのと同じような普通の自然現象です。有機物を豊かに含んだメコン(川)やトンレサップ(川)の水は、プランクトンや魚を育て、氾濫はその流域に農業のための肥沃な土地を提供します。雨季にトンレサップ湖が数倍にも拡大するのは、メコンの増水に押されて、プノンペンで合流しているトンレサップ川が逆流するからですが、そのお蔭でトンレサップ湖の魚は格好の隠れ家としての“水中の森”を与えられ、600種にも及ぶ淡水魚はカンボジア人のタンパク源の60%を担っています。いわば“カンボジアはメコン・トンレの賜物”であり、ある意味で河川の氾濫はなくてはならないものだとも言えます。勿論先にも触れたような壊滅的は被害を受けた人々は別ですが、私たちの目には一般のカンボジア人が予想以上に落ち着いてこの事態に対処しているように見えます。これが、歴史を通して今に至るまでのカンボジアの人々と“水”との付き合い方なのでしょう。勿論、災害を防ぐための治水灌漑を近代化をする必要はありますが、近代技術の導入によって、これまで“水”がカンボジアの人々に与えてきた“恩恵”をも同時に失わせることがないよう、心を用いることが大切だと感じたのでした。 ![]() (雨季の終わりを告げる空。小学校の上にかかる虹) ▲
by hopeacc
| 2011-11-27 09:42
| ACCニュース
2011年 11月 26日
この夏、カンボジアのシエムリアプ州オー村を訪問したACCメンバー中島さんを通じて届けられた「サンダル寄金」、未曾有の洪水が現地を襲うなどで、子どもたちへのサンダルのプレゼントが遅れていましたが、先日、子どもたちに手渡されたとの報告が、「寄金」を託した漆原氏から届きました。以下は漆原氏からの報告文の抜粋です。
今週の「日本語ひろば」と「音楽ひろば」で、お預かりしていた「サンダル寄金」を有効に役立たせて頂きました。10月の新学年度の開始に合わせてと考えていたのですが、洪水騒ぎなどがありこの時期になりました。 前もって一人一人の足のサイズを下調べし、シエムリアプの市場で買い、袋に入れて個人個人に手渡しました。数が多かったため値引きをしてくれましたので、かなり良い品を準備することができました。 子どもたちは新品の自分にぴったり合ったものを手にして、普段以上に喜んでいました。日本の友達からの贈物だと伝えてあります。重ね重ね、有難うございました。 オー村の子どもたちにとって、一足早いクリスマスプレゼントとなったようです。そして日本の「ともだち」への感謝の気持ち溢れる笑顔は、私たちへのプレゼントになりました。 ACCはこれからも、現地の子どもたちの希望につながるような支援を、漆原氏の手を通じて実施していきたいと思います。 ![]() ▲
by hopeacc
| 2011-11-26 09:01
| ACCニュース
2011年 11月 23日
いつも「おばあさんの手」をご支援下さるILBS(国際福祉協会)のクリスマス・フェアが11月13日(日)、東京都港区のアメリカン・クラブで開催されました。年に一回のこの催事に、ACCはILBSのご厚意で長年参加させて頂いて、「おばあさんの手」で創りだされた作品を展示・販売しています。最近では来場者の中に、「毎年ここで手編みのセーターを買うのが楽しみなのよ。」と言って下さる方もいて、私たちにとって大きな励ましです。今回もたくさんの方がACCのコーナーに立ち寄って下さって、手編みのセーターを中心に、ポンチョやマフラーの手編み作品、また手刺繍が美しい大きなテーブルクロスを手に取り、買って下さいました。
今回ご紹介した作品の中にフードがついた素敵なポンチョがありました。「おばあさん」の力作です。ただ、その作品はサイズが若干大きいので、外国人の来場者が多いILBSのフェアでどなたかが気に入って下さることを願っていました。そこに長身の外国人の女性がとても素敵、友達への贈り物にしたいと言って、購入して下さったのです。その女性は、ご自身も編み物が大好きで「いつも手仕事をハンドバッグに入れているの。」と、わざわざバッグから小さな袋に入れたやりかけの編み物を見せて下さり、「私がこの作品をとても気に入ったこと、そしてこれは私と一緒にオランダまで旅することになると、作った方に伝えてね。」という言葉をあたたかい微笑みと共に残して下さいました。 バザーやフェアでご購入頂いた収益は私たちの活動に大切な資金になります。でも、同時に、こうした来場者からの心のこもった言葉やおばあさんたちに寄せて下さる関心は、私たちの心にとても大切なものを残して下さいます。この女性の伝言を聞いた時のおばあさんの笑顔が今から楽しみです。 ILBSの皆さま、こうした機会を今年もまた与えて下さって、有難うございました。 (写真はクリスマスフェアの会場風景) ![]() ▲
by hopeacc
| 2011-11-23 10:45
| ACCニュース
|
ファン申請 |
||